韓国ドラマ『夫婦の世界』を見て、一番つらかったのは誰の場面でしたか?
私はソヌでも、テオでもなく、息子のジュニョンでした。
両親の不倫・離婚に巻き込まれ、心を壊されていく姿に、何度も胸が痛くなりました。
私も若い頃、両親の離婚を経験したことがあります。
母親と父親と嫌な空気の中、泣きながら「もうダメなの?無理なの?」って必死で訴えてたのを思い出しました。
悲しかったし、辛かったです。
だから、なんかジュニョンの気持ちが分かるような気がする…。
「ジュニョンがむかつく」「うざい」という声もありますよね。
でも私は、あの問題行動の裏にある傷の深さを知ってほしくて、この記事を書きました。
ジュニョンの行動には、全部ちゃんと理由があるんです。
◆ジュニョンがかわいそうな理由
一言でいうと、全部親のせいなのに全部ジュニョンが傷ついたからです。
両親の不倫・離婚に巻き込まれ、心を壊され、問題行動を起こし、最終的に失踪まで追い込まれた。
かわいそうな理由はこの4つに集約されます。
◇お父さん子だったのに大好きなテオに裏切られた
ジュニョンはもともと、断然お父さん子でした。
ソヌは仕事優先で忙しく、会話が少なかった。
でもテオとは野球観戦や趣味を共有して、楽しい時間をたくさん過ごしていた。
だからこそテオの不倫が発覚したとき、ジュニョンの葛藤は想像を絶するものでした。
大好きなお父さんがとんでもないことをしていた。
なのにそのお父さんへの愛情は、簡単には消えない。
この板挟みの苦しさ、誰が責められるでしょう。
しかも8話で衝撃の事実が明らかになります。
ジュニョンは自分が撮ったカメラのメモリをソヌに見られたことを知り、両親の離婚は自分のせいだと思い込んでいたんです。
中学生が一人で背負うには、あまりにも重すぎる罪悪感です。
◇離婚騒動のたびに心が壊れていった
両親の争いが激化するにつれ、ジュニョンは学校で万引きを繰り返し、同級生への暴力まで起こすようになります。
「うざい」と思われたのはこのあたりからですよね。
でもこれにもちゃんと原因があります。
万引きと暴力が問題になったとき、その直前に離婚したはずの両親が一緒にいる場面を目撃していたことがわかりました。
子供の目の前で愛憎の泥沼を繰り広げる両親。
荒れるのは当然だと思いませんか?
両親の争いに巻き込まれながら、精神科医のキム先生にこっそりカウンセリングを受けていたことも後に判明します。
誰にも言えない苦しさを一人で抱えていたんですよね。
◇ダギョンの家では誰にも守ってもらえなかった
テオとダギョンの家に移り住んだジュニョンでしたが、そこでも居場所はありませんでした。
ある日、ダギョンとテオの赤ちゃんジェニが泣いていて、そのそばにいただけなのに、ダギョンに「何かしたんじゃないか」と疑われてしまいます。
必死に説明するジュニョンに、なんとテオが手を上げた。
実の息子に暴力を振るったんです。
しかもダギョンはジュニョンを留学させて追い出そうとしていたことまで発覚。
我慢の限界だったジュニョンはソヌに泣きながら電話して「迎えに来て」と訴えます。
このシーン、本当につらくて見ていられませんでした。

テオ、実の息子に手上げるとか信じられない…(怒)
ジュニョンがかわいそうじゃん!!

は?自分が不倫しといて息子に八つ当たりとか、最低すぎでしょ。
本気で腹立つんだけど…。
◇ソヌの嘘を知って失踪するしかなかった
ソヌのもとに戻り、少しずつ立ち直りかけていたジュニョン。
でもここでまた、深刻な事実を知ってしまいます。
ソヌがテオを陥れるために「ジュニョンを殺した」と装って嘘をついていたことを知ったんです。
大好きだったお父さんに裏切られ、信じていたお母さんにも裏切られた。
自分が心の支えにできる大人が、もう誰もいない。
そして最終回前、3人で食事をした帰り道。
テオがトラックに飛び出しそうになった瞬間、ソヌは思わずテオのもとに駆け寄ってしまいます。
その姿を見たジュニョンは、携帯を投げ捨ててその場から走り去りました。
「また同じことが繰り返される」そう悟ったんだと思います。

ジュニョン、お父さんにもお母さんにも裏切られて…。

は?子供を嘘に巻き込むなよ。
ジュニョンが一番の被害者じゃん。
◆失踪中どこにいた?真相と衝撃の結末
◇死亡説は本当?
失踪から約1年、ジュニョンからの連絡は一切ありませんでした。
最終回のラストシーン、ソヌの家の玄関が開く音がして、ソヌが「おかえり」とつぶやく場面で終わります。
顔がはっきり映らなかったため「死亡説」「ソヌの幻想説」まで浮上しました。
◇ジュニョンは帰ってきた
結論からいうと、ジュニョンは生きて帰ってきています。
後日公開された台本には「ジュニョンが帰ってきた」と明記されていて、俳優陣も取材でそのように答えています。
失踪中どこにいたかは公式には明かされていませんが、精神科医のキム先生が支援していたという説が最も有力です。
ジュニョンはカウンセリングを受けていた縁もあり、キム先生なら1年間サポートできた可能性が高いですよね。
帰ってきたのは、それでも母への愛情が消えなかったから。
そう考えると「おかえり」のシーンが、また違って見えてきませんか?
◆まとめ
「うざい」「むかつく」と言われたジュニョンですが、彼の行動には全部、両親が原因としてありました。
万引きも、暴力も、失踪も。
一つひとつ紐解いていくと、ジュニョンほど理不尽な目にあったキャラクターはいないと思います。
このドラマの本当の被害者は、ジュニョンだったんじゃないかと私は思っています。
ジュニョンを見ていると、子供って親を選べないんだよなって改めて感じさせられました。
昨今、離婚は当たり前のように多くなっていますよね。
子供の事を考えて離婚しない方がいいのか、それとも我慢なんかしないでキッパリ離婚した方がいいのか、何が正解なのか本当に分かりませんよね。
夫婦ってどうしてうまくいかなくなってしまうのか・・・悲しいです。
永遠のテーマですね。
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